Y.歯科口腔疾患の分野

 当院の漢方治療の対象になる歯科口腔疾患を以下の表に示す。

口腔粘膜疾患 口内炎、口腔乾燥症
口腔心身症 舌痛症、顎関節症
疼痛を伴う疾患 歯髄炎*、歯根膜炎*
根管充填後、または抜歯後の疼痛
歯周疾患 歯肉炎、歯周炎*

*この場合は、漢方を補助療法として使用する。


 口腔粘膜疾患である口内炎、口腔乾燥症および口腔心身症である舌痛症、顎関節症は漢方治療のよい対象となる。とくに口腔心身症の領域では、漢方治療で西洋医学的治療以上の効果を得られることがある。疼痛を伴う歯科疾患である歯髄炎、歯根膜炎においては、歯科的な原因療法が先決であり漢方治療はあくまでも補助療法として使用する。しかし根管充填後、または抜歯後の疼痛に対しては漢方治療で良好な鎮痛効果の得られることがある。また、歯周疾患では、歯肉炎に対し漢方治療がよく適用されるが、歯肉炎においては難治性のため、漢方治療は補助療法として使用される。