「韓国慶熙大学附属韓方病院」を訪問(2004年1月)

 2004年1月、韓国慶熙大学附属韓方病院を訪問し、ソウルに6日間滞在した。
慶熙大学の韓医学部は、韓国で、最も歴史があり、韓医学の中心的存在の韓医師養成医大である。1965年に設立され、現在までに約4200名の卒業生を輩出している。慶熙大学附属韓方病院は、1971年に開院され、2004年1月現在、400病床を持ち、専門韓医師50名、研修韓医師約90名を有している。

 慶熙大学附属韓方病院の診療科目は、韓方内科、鍼灸科、韓方婦人科、韓方小児科、漢方リハビリテーション科、四象体質科など12科目となっている。東洋医学的理念に基づき、各科が特徴を活かした診療を行っている。韓方病院の年間外来患者数は約40万人、年間入院患者数も12万人に達している。入院患者には、漢方薬、鍼灸などを用いた東洋医学的な治療を行っている。肝疾患、消化器疾患、呼吸器疾患、脳卒中など韓方内科、鍼灸科の入院患者が多い。特に、韓医学の入院治療のレベルの高さを実感した。

 今までの東洋医学の原点は、中国・台湾・日本にあると考えて探し続けてきた。しかし、近年、韓国の東洋医学の発展を見て、韓国も21世紀における東洋医学の一つの原点であると強く感じた。(千葉県医師会雑誌56巻6号2004年)