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漢方Q&A |
宮崎瑞明
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| 目次 | ||
| 高血圧 | 気管支喘息 | 女性の病気 |
| アトピー性皮膚炎 | 不眠症 | 咽頭のつかえ感とイライラ |
| Q.高血圧に対し漢方治療の役割、効果と適応について教えてほしい | 東京都江戸川区 46歳男性 | |
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| Q.漢方薬は喘息に効きますか? | 東京都文京区 O.Sさん | |
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最近、西洋医学における喘息の病態が解明されつつあり、新しい薬剤が次々に登場しています。特に吸入ステロイド剤を中心とした抗炎症療法の導入により喘息のコントロールが大変よくなっています。しかし、なかには慢性の経過をたどり、しばしば急性発作を繰り返し、日常生活に支障をきたす難治性症例もあります。特に小児喘息の治療では、低年齢児に対する吸入療法の困難性、さらにはステロイド剤の副作用として、成長・発達に対する影響などの未定の部分もあるため、用量設定と使用期間についてはまだ慎重であります。 そのため、数千年の歴史を有し、副作用の少ない天然生薬を中心とした漢方療法に関心が高まっています。1998年厚生省免疫・アレルギー研究班が発表した喘息予防・管理ガイドラインの中に、漢方薬は喘息の治療薬の一つとして取り上げられ、特に軽症・中等症の喘息にはよい適応があると評価されています。 喘息の漢方医療は、「同病同治」ではなく、患者一人ひとりの体質や病状に応じて方剤を選びます。一般に発作期は麻黄剤を中心に、慢性期には柴胡剤のほか、虚証に対して補剤が適応となり、気滞・気鬱などの病態に、安神剤が適応となり、また瘀血症に駆瘀血剤が適応となります。もちろん、ひどい急性発作の時、西洋薬を優先に用い、漢方薬は補助的投与を行ないますが、漢方薬は発作の予防・軽減、あるいはステロイド依存からの離脱のための基本的薬剤の一つとして期待されています。最近、特に喘息のような難治性疾患に対し漢方医学は、西洋医学に欠けた部分をカバーするという新しい方向に研究が進んでいます。 しかし、喘息は根治させることが難しい疾患の一つです。患者さんは、よく自分の症状を認識し、生活習慣を見直し、かかりつけ医と信頼関係を作り、根気よく治療を続けることが大切です。 |
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| Q.漢方薬はどういう女性の病気に効きますか? | 千葉市 S.Hさん | |
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女性の病気についても、漢方医学が得意とする分野の一つであります。一般的に漢方薬が効く女性の病気は、月経前緊張症、月経困難症、自律神経失調症、冷え性、低血圧症、便秘症、肥満症、更年期障害、不妊症、子宮筋腫などがあります。特に漢方治療法と西洋医学的治療法の併用により、治療効果を増し、副作用が減少する場合もあります。これらの症状にお悩みの方は、一度漢方専門の所へ相談してみてはいかがでしょうか? |
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| Q.28歳女性です。小さい頃から「アトピー性皮膚炎」に悩んでいます。漢方治療は効果がありますか? | 市川市 Y.Aさん | |
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アトピー性皮膚炎とは、強い痒みを伴う慢性湿疹を繰り返す疾患です。異物に過敏反応しやすい体質の人に起きるアレルギーの過敏反応です。さまざまな食べ物・ダニ・化学物質などの刺激により皮膚の炎症と皮膚のバリア障害起きて発症します。アトピー性皮膚炎に対し、原因・悪化因子の除去療法、ステロイド外用薬、抗アレルギー内服薬などを含む西洋医学的治療は進歩しつつありますが、根本的療法は未だなく、現状は対症療法が中心となっています。 一方、アトピー性皮膚炎の漢方治療とは、本治療と標治療に分けて行ないます。 一般に急性期・重症例に西洋医学を優先して症状を抑えます。慢性期・軽症中等症例には。漢方治療を中心に体質を整えるようにします。もちろん、アトピー性皮膚炎の治療には、薬だけでなく、日頃のケアも大事です。皮膚を清潔に保ち、動物性脂肪、香辛料、砂糖などを控え、過労、寝不足、ストレスなどを避け、規則正しい生活を送りましょう。 |
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| Q.神経質でストレスをためやすく、不眠症になることもあります。漢方薬は効きますか? | 東京都江戸川区 37歳女性 | |
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現代社会では精神緊張が多く、特に神経質の方はストレスをためやすくなります。このような状態が長く続くと、自律神経のバランスを崩し、心と体全体の不調を引き起こし、いろいろなストレス性の不調、特に神経質性不眠が発生するわけです。このような症状は、漢方医学の観点から見ると「気・血・水」のバランスの崩れ、特に気の乱れが原因と考えられます。この場合には陽気(代謝エネルギー)が病的に冗進し、心がアンバランスになるためにさまざまな症状が引き起こります。 このような「心の病み」に対しては、自律神経の働きを調節し安神作用を持つ漢方で対応します。漢方では、体力のある方で、のぼせ気味、イライラ、便秘などを伴う場合には、三黄瀉心湯が用いられます。体力のある方で、のぼせ気味、イライラ、抑うつ傾向などを伴う場合には黄連解毒湯が用いられます。体力が中程度の方で神経過敏、精神不安定、悪心、胸やけなどを伴う場合には、半夏瀉心湯が用いられます。体力が低下している方で不眠、興奮、怒りっぽいなどの症状を伴う場合には抑肝散加陳皮半夏が用いられます。体力が低下している方で、神経過敏、精神不安定、手足の冷え、不眠などを伴う場合には、桂枝加竜骨牡蠣湯が用いられます。 もちろん、漢方薬は西洋医学の抗不安薬、睡眠薬のように、直接的に脳神経に作用しないため、急速な効果が期待できませんが、漢方薬は全身状態を改善し、ストレスに対抗する気力を作り、睡眠のリズムを整えることになります。特に、神経質性不眠の方で、睡眠薬依存傾向になりやすい場合には、漢方治療がよく適応します。お悩みの方は、一度漢方専門のところに相談してみてはいかがでしょうか・ |
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| Q.53歳の女性。2ヶ月前より、咽頭のつかえ感とイライラ、精査するが異常認めず、抗不安薬服用するも効果なし。漢方薬が効きますか? | 東京都中野区 M.Tさん | |
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